東京都の医師募集傾向を調査【2017年版】

東京都の医療機関数と医師求人数

医師募集の求人数は圧倒的に東京が最も多い

「医師の数が足りない」、そんな声は特に地方から聞こえてくることが多いですが、東京都でも、そうした声が聞かれないわけではありません。
日本全体で医師不足が未だ深刻な状況にあるため、確かに地域格差はあるものの、どこかの地域では医師の数が足りなく、どこか別の地域では医師の数が足りているということでは決してないのです。

また、医師募集の求人数そのものを比較してみても、医師不足が深刻だと言われている地域の方が多いとは言えません。
むしろ、数だけに着目すれば、それが最も多いのは東京都となっています。

当たり前のことではありますが、医師がどれだけ不足しているのかを考えるときには人口1,000人あたりや10万人あたりの医師の数を算出し比較を行います。
その比較で見れば、東京都は埼玉県や茨城県と比べても医師の数は多いように感じますが、そもそも東京は人口が多く医療機関も非常に多いため、医師募集の求人数は圧倒的に日本で最も多くなっているのです。

病院の数は約650と、全国2位の北海道に100近くの差をつけています。
一般診療所に至ってはその数13,000を超え、1万の大台を突破しているのは東京都のみ。

次に多い大阪府でも8,000ほどですから、東京にいかに診療所やクリニックと呼ばれる医療機関が多いのかがわかるのではないでしょうか。(参考:独立行政法人国立病院機構 東京病院

医師募集の求人数を把握することは困難だが最低でも500件はある

医師募集の求人数ですが、実際にどれだけの数があるのかを正確に把握することは簡単ではありません。
求人が出ればそれに応募する人がおり、応募する人がいれば辞める人もいるということですから、そこからさらに新たな求人が出ることになります。

都内の病院はそこまでではありませんが、一般診療所に限ってみれば競争が行われているため、利益があげられないクリニック等は閉院せざるを得なくなるでしょう。
そうなればその医療施設からは新たな求人は出てきませんが、また別に医療施設が開院すれば新たな求人が出てくることになります。

つまり、東京都内で医師を募集する求人というのは非常に流動的であり、そのため、数を正確に把握することが難しいのです。

それでも、常時数百件の求人は見つけることが可能です。
それも、1つの医師専門求人サイトでその数の求人を見つけることが可能。
全診療科目を合わせれば優に500件を超える求人がヒットするサイトも少なくなく、しかもそうしたところは非公開の求人も抱えていますから、最低でもその数は常にあると言えるわけです。

都内に限って言えば、選び放題という言葉が当てはまるかもしれません。
医師不足も手伝い、医師が職場に有り付けないということはないでしょう。
上手に情報収集し比較検討ができれば、より良い条件の医療機関と出会えるはずです。

「医師不足の地域で活躍する人材を育てる」という試み

東京都の医療政策と求人について


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