東京都の医師募集傾向を調査【2017年版】

東京都内で働く医師の勤務実態

2017年03月16日 11:16

「東京都内の医療施設で働きたい」、そう思っている医師は少なくないようです。
地方から出てきた医師たちの中には、ゆくゆくは地方へと戻って地域貢献がしたいと考える人もいるでしょう。

しかし、そうであっても東京にある最新の医療設備が整った病院や、待遇的に非常に魅力のあるクリニックで働き、その腕を磨いたり資産を形成したりなどしたいと考え大都市東京を目指す医師も多いはずです。

東京都内で働く医師の平均年収は決して高くない

そうした人たちが是非知っておきたいのが、東京都内で働く医師たちの勤務実態。
待遇的に魅力のあるクリニックと表現しましたが、大都市ですから当然そのようなクリニックも多数存在しています。
しかし、この地で働く医師の平均年収は決して高くありません

東京で働く医師の平均年収は900万円を少し超える程度。
全国平均は1,100万円程度と言われており、しかし実態は1,300万円ほどはあるのではないかというデータもあるので、この900万円という額は非常に低いことがわかるはずです。

無論、この900万円という年収も実態を映し出しているかどうか正確なことはわかりませんが、確かなのは、全国的に見ても決して高くはないという事実があることです。

岩手は平均で1,800万円を超え、鹿児島も1,700万円以上の年収があるというデータがあります。
その他、秋田、福島、福井、広島、高知など、平均年収が1,500万円を超えている地域は数多くあり、この点から見ても、東京は少し寂しい収入であると言えるでしょう。

医師の求人を見ると、さすがに多くが1,000万円を超える給与を提示しています。
これは、東京都の平均年収には研修医のものも含まれており、これが全体の額を下げているからです。

自由診療を行っている一般診療所の数も多い東京は、4,000万円や5,000万円といった高年収をアピールしている医師の求人も多く見られます。
非常に高い給与を受け取っている医師と、そうではない医師の格差が顕著なのです。

ここからも、地域ごとの平均の収入を語ることはあまり意味がないことがわかるのではないでしょうか。

大規模な病院と一般診療所では労働時間・収入で格差が顕著

労働時間についても同様のことが言えるでしょう。
東京には大規模な病院も多くありますが、そうしたところでは超過勤務が常態化しています。
特に若い医師は当直日数も多くオンコールも避けられないため、結果的に、低賃金で普通では考えられないほどの労働時間を強いられることになっているのです。

一方で、上で挙げたような一般診療所ではまず労働基準法を超えるような労働時間を強いられることはありません。

しかし、大学病院で働く医師と比べると高収入が得られるわけですから、医療の世界でもいろいろな意味で格差が広がっていると言えるでしょう。

東京で医師として働くならば、この現状を知っておく必要があります。
その上で医師の求人と向き合い、将来的なキャリアのためにどのような勤務環境を選択するのかを決めなければいけません。

  • 1

↑ PAGE TOP